パネライ PAM01631 レビュー|歴代最長タイ・31日間パワーリザーブという衝撃【W&W Geneva 2026】

パネライ

まず公式サイトで実物を確認してみてください
パネライ公式|ルミノール 31 ジョルニ PAM01631

これはおかしい。31日間って、どういうことだ。

W&W Geneva 2026の発表を眺めていて、思わず声が出た。

パネライ ルミノール 31 ジョルニ PAM01631。パワーリザーブ31日間

744時間。約1ヶ月。巻かなくていい。

スペック早見表

リファレンスPAM01631
モデル名ルミノール 31 ジョルニ
パワーリザーブ31日間(744時間)
限定ブティック限定 200本
価格¥15,961,000

「31日間」が凄い理由——まず文脈を整理したい

時計のパワーリザーブは、ぜんまいを一度巻き切ったあと何時間動き続けるかを示す。

一般的なモデルで40〜70時間、ロングパワーリザーブと呼ばれるものでも100〜200時間前後だ。それが今回のPAM01631では744時間(=31日間)。桁が違う。

私が知る限り、機械式時計の歴代最長パワーリザーブはA. LANGE & SÖHNE「ランゲ31」の31日間だった。PAM01631はその記録にタイを叩き出した。

「ヴァシュロンの65日間」との違いも整理しておく

「ヴァシュロン・コンスタンタンのトラディショナル・ツインビートに65日間パワーリザーブがあるじゃないか」と思った人、するどい。

でもあれは少し性質が違う。ツインビートの65日間はスタンバイモード——永久カレンダーを止めずに保管するための機能で、フルに時計が動いている状態のパワーリザーブとは別物だ。

PAM01631の31日間は、時計が普通に動いている状態でのリザーブ。その意味でランゲ31とともに「フルパワー最長記録」に並ぶ。

裏蓋が、また良い

個人的にグッときたのが裏蓋から見えるムーブメントだ。

31日分のエネルギーを蓄える香箱(ぜんまいのケース)の配置がそのまま見える。機能がそのままデザインになっている。「なぜこう見えるか」に全部理由がある。説明不要の説得力がある。

1596万円、「まあ妥当ですね」

ブティック限定200本、価格は¥15,961,000

高い。でも言ってしまえば妥当だ。歴代最長タイのパワーリザーブを実現する技術、ブティック限定200本という希少性、パネライという文脈——これだけ揃えばそうなる。

実物を見ることはまずないだろう。でも発表を読むだけで十分に楽しかった。こういう「技術の祭典」みたいな1本が毎年出てくるのが、W&Wがやめられない理由だと思う。

まとめ

31日間。歴代最長タイ。200本限定。

PAM01631は間違いなく、今年のW&W Geneva 2026で最も衝撃を受けた1本のひとつだ。「時計ってここまでやるのか」と思わせてくれる——それだけで十分すぎる価値がある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました